感じる心




音やハーモニーの響きを聴いて

感じる心を育てる。


生徒をレッスンしていて

これが一番難しいな、

と思います。



楽譜を正しく読んだり

技術的なテクニックの練習のように

地道に訓練すれば

出来るようになる、

という類のものではないからです。


感受性に関わることは、

ある程度ヒントを与えることはできても

結局最後は

生徒自身の感じる力が

ものを言う世界だから。


けれど、どんな子供でも

普段から、

音や響きを聴いて

どんな風に感じるか?


自分で考える癖を

つけてあげたら、

感受性は伸びるものだ、と

思うのです。


ただ、子供の中に

考えるための素養が何もないところからは

ただ考えたって

なにも生まれない。


こう弾きたい!

も生まれない。


だから、

普段から出来るだけ多くの

美しい音楽を聴き、

色々なものを

見たり考えたり出来るように

お話したりしています。




生徒を取り巻く

普段の生活の環境も

とても大切ですね!



本日の一曲。

ショパン ワルツ op.34-2