ブラームスのヴァイオリンソナタ第1番の
第3楽章のメロディーは、
ブラームス自身が作曲した、
歌曲、雨の歌作品59-3 のメロディーから
引用されたものです。
そのことから、
ヴァイオリンソナタ第1番も
雨の歌、と呼ばれていますが、
ヴァイオリンソナタ第1番の雨の歌は、
ブラームスが名付けたものではありません。
ヴァイオリンソナタの第3楽章のメロディーは
歌曲 雨の歌から
そっくりそのまま使われているので、
ブラームスは大変気に入っていたのでしょう。
ピアノの伴奏は、
ちょうど雨音がしとしと鳴るようで、
ほの暗さが魅力的です。
歌詞和訳
降れ、雨よ降れ
砂が雨で泡立つ、
あの子供の頃の思い出をもう一度
裸足で雨に打たれながら
草の雨粒をかき集める
なんて幸せなんだろう
もう一度
あの優しい雨音に
耳を澄ませたい
美しい自然の不思議に
心をつつまれながら