ハノンは指の基礎練習の本です。
ピアノをやったことがある方は
ほとんどすべての方が
ハノンを弾いた経験があるのでは?
というくらいメジャーな教則本です。
ハノンには
子供のための1オクターブだけ書かれたもの
大人のための2オクターブ 書かれたもの
たくさんのリズム変奏が載っているもの
など、様々な本が出ていますが
当教室では、
子どもには、
子どものためのハノン 松本倫子著
大人の方には、
大人のハノンピアノ教本
というのを中心に使っています。
本当に地味ーな基礎練習なのですが
この本には
いろんな能力を養う可能性があると
考えています。
脱力練習、
指の独立性を養う練習、
指の俊敏性を養う練習、
指の基本タッチの練習、
指の耐久力を養う練習 、
指の均一性を養う練習、
など。
こういった土台となる力を
普段から蓄えておくことで
いざ曲らしい曲を弾く時に
演奏の出来栄えが
大きく変わっていきます。
ハノンなどの基礎練習を
やっている子と
やっていない子では
その差は歴然!
1音弾いただけで分かります。
(勿論、練習をどのようにしているかにもよりますが)
どんな生徒さんにも
ハノンなどの基礎練習をやる段階に来たら
演奏の基礎となる土台を
しっかりと蓄えてあげて
曲を弾いた時に
その表現が
大きく花開いて欲しいな、
と思います。