物語をイメージする



3月の本番に向けて、

表現力をアップしようと

頑張っている9歳の生徒。


導入の過程が終わったばかりで

さあこれから少しずつ表現力を磨こう、

という段階なので 

自分の音を良く聴きながら 

音を作るということに

まだまだ慣れていません。


細かい音の強弱、

タッチ、

アーティキュレーション など。


音を並べるだけでは十分ではなくて 

聴かせる音楽を作らなければ 、と 

言い始めると…。


難しいのか、

レッスン中に少し集中力が

切れていることが見て取れます。


そんな時、

表現することが楽しいと

感じられるように 、

ここはどんな感じがする?

と生徒に問いかけながら

一緒に物語をイメージしていきました。


フォルテのところは 

太った王様が堂々と出てきて、 

ピアノのところは

小人がちょこちょこ跳び跳ねる感じ、など。


簡単なことですが、

人物や物語をイメージすることが

表現意欲をアップするのだと思います。