ー 響きの色を聴く ー【 大泉学園駅石神井台と富士見台駅上鷺宮の 佐々木ピアノ教室】




先日 、大人の生徒さんのレッスンをした後に

考えたことです。


曲の中でハーモニーが

刻々と変わっていくとき 、

私は、 ハーモニーの響きの色を耳で追う、

という風に感じています。


色は、普通見る、という表現ですが 

音楽をする時は、

耳を使っているので 、

色を聴く、

という感じです。



いったい、弾いている時に、

色を聴くって、

どういうふうにしてるのかな、

と考えたところ、


ハーモニーが刻々と変わる直前に、

次のハーモニーの響きを

耳と心でイメージして、


弾く瞬間は、

そのイメージした響きを出すためのタッチで

指を下ろして、

響きが変わった瞬間に

その響きの色を、

耳と心で味わう。



そんな感じでしょうか。



ハーモニーは、

ありとあらゆる人間の感情を

表現できるものだと思うのです。

もちろん、 ハーモニーの他にも

メロディやリズム、

色々な他の表現要素もありますが…。


刻々と変わってゆく

ハーモニーの響きを味わう、

というのは、

何か、

心のスポンジをだんだんと

そのハーモニーの響きの色に

浸していくように

感じるのです。




生徒さんにレッスンをするとき

響きの色を聴くというのを

どのように伝えれば良いのか、

ということに役立つ気がします。