生徒のレッスンのために、
バッハのインベンションを
もう一度勉強しています。
バッハの長男であった、
ヴィルヘルム フリーデマン バッハの
ピアノの演奏技術と作曲技術の習得
のために書かれた、
フリーデマンのためのクラヴィーア小曲集62曲
の中から、2声で書かれた15曲を取り出し、
浄書したものが、インベンションです。
全部で15曲あるインベンションを
毎日1、2曲ずつさらいます。
やはり、大バッハ。
子供のための曲集であるにも関わらず、
とても知的に作られています。
一つ一つ分析していくと、
音楽の謎解きのような面白さがあります。
自分が子供の頃に、 こういう知的な謎解きが
もっと理解できていれば…
もっとバッハが面白かっただろうなと。
ちなみに、 異稿のインベンションの
1番の第1小節目~第2小節目の1音目、
までの、右手の音数は、
バッハのアルファベットの数字化された、
和の14と一致しているそうです。
数えてみると、確かに
バッハのアルファベットも足し算すると
14です。
こうすることで、 バッハは自らの署名を
この曲集に書き加えた、 との説があります。
これも知的な謎解きで、 面白いです。