ー遊び弾きー



ピアノの練習と言うと、


楽譜とにらめっこして、

タッチに気をつけながら、

音やリズムに気をつけながら…


と真面目に考えてしまいますが、

遊び弾きもピアノが好きになるために、

大切なことだと思うのです。


特に、小さなお子さんの場合は 

自分が好きなように指を動かして

鍵盤を押したら、いろんな音が出る!

そういう感覚が、 ただただ楽しいのだと思うのです。


小さな子供にとっては、

ピアノを弾くことは、遊ぶこととそう変わらない感覚のはずです。


そういう自然な「楽しい感覚」を

ぜひ、遊び弾きで味わって欲しいと思います。



生徒さんの一人に、

幼少のころからピアノに触るのが大好き!

だけど、 楽譜はほとんど読めず、

ほとんどピアノも習ったことがないのに、

ピアノが好きで、 一人で遊び弾きしながら、

インターネットのアプリで見よう見まねで、

かなり難しいクラシックの名曲を弾けるようになった子がいます。


子供の好きっ!て気持ちは、

すごいエネルギーなんだな、

こんなにも自然に学習できてしまうんだ!


ととても驚きました。



もちろん、

正しい音で、正しいリズムで

楽譜を読みながら弾くことは、

きちんと曲を記憶する上で

大切なことですが、


思いのままに、 遊び弾きしながら、

ピアノの音を楽しむことも、

ピアノが好きになる

ひとつの大切な要素だと、

感じました。