生徒さんの一人に、人前で弾くのが大好き!な子かいます。
コンクールや発表会も、本番の舞台の緊張感がたまならく好き!!!なのだそう。
日本の子供では、 珍しいのかもしれませんが、 人前で演奏する 、ということをやっている以上は大変良いことですね。
この生徒さんは、やはり本番にも強くて、 私も羨ましいなと思うほどです。笑
人に何かを魅せる職業をしている人の話を聞くと、あぁ。こういう性格の人は本当に向いているだろうな、と思うことがあります。
例えば 、フィギュアスケートの羽生結弦さん。
「 広いリンクにたった一人で立って、大勢の観客の視線を独り占めできるのがたまらなく好き」
と話しているのを聞いたことがあります。
また、 バレエダンサーの熊川哲也さんは、 公演前舞台に立つときに、 心の中で観客に向かって
「 君たちは、俺を見るためにここにいるんだろう!じゃあ魅せてやろうじゃないか」
と呟くそうです。
彼らはその世界の天才なので、次元が違う話かもしれませんが、 そういう風に考えることができたら 、ピアノを演奏する上でも、 本当に得だと思うのです。
個人差があることですが、 私はこのようなナルシスト心理? (みんなに私のことを見てもらいたい、私の演奏を聴いてほしい、 拍手を浴びせて欲しい) のような感情は、きっとどんな子供たちの中にもあって、 それは、本番や人前で弾く機会を経験するたびに、 自然と生まれるものなのではないかと思っています。
生徒さん達には、 たくさんの舞台の経験をしながら、 本番って楽しい !と思えるようになってほしいです。