本日はシューマン=リストの「献呈」を弾いていました。
リストが、シューマンの「ミルテの花」という歌曲集の中の一曲として作曲した歌曲を、ピアノソロ用に、編曲したものです。
編曲とはいっても、原曲のシューマンの歌曲のメロディーやハーモニーはそのままなぞっていて、歌のメロディーと伴奏にアレンジを加え、ピアノならではの華やかさを出した素晴らしい曲に変貌しています。
リストは本当に、編曲の天才ですね。
話を戻すと、原曲シューマンの「献呈」は、苦心の末、ようやく勝ち取ったクララとの結婚の前日に、作曲され、晴れて妻となったクララに捧げられました。
シューマンの人生において、歓びの絶頂期とも言える時期だったでしょう。
この「献呈」にもその溢れんばかりの歓びが、この曲の至る所に表現されています。
Youtubeにも、講師演奏をアップしたので、宜しかったらご視聴ください♪