ある程度、進んだレベルの生徒さんのオンラインレッスンでは、 事前に録画を撮ってもらい 、その録画をこちらで聞いてから、 レッスンに臨むようにしています。
オンラインだと、 対面に比べて、 どうしても細かい指の動きが見れなかったり、 音質の劣化の影響で、微細な部分が聞き取れなかったりすることが多々あるからです。
事前に録画を見ておくと、生徒さんの課題を、ある程度認識して、 レッスンまでに頭の中でまとめておくことができるのです。
今日は大人の生徒さんのオンラインレッスン。
微妙な強弱の変化や 、バランスの作り方、 テンポの揺れ、をどのようにしたらオンラインで伝わりやすくなるのか?
を考えてレッスンしました。
まずは現状の把握。
→ 生徒さんが、弾いているような弾き方で弾いて見せて、 目と耳で現状を認識してもらう。
弾き方は、オンラインでもわかりやすいように誇張する。
→ 次に、 音だけだと音質劣化でどうしても伝わりにくいので、 言葉でも併せて説明する。
→ 現状の弾き方を良くするためには、どのようにすればいいのかも、 演奏と言葉の両面から説明する。
演奏ではこちらも弾き方を誇張する。
対面でやってることと、そう変わらないようにも見えますが、 オンラインで大切なのは、やはり耳での認識が薄くなるため、言葉の説明と、 目で確認しやすいように、弾き方を誇張することなのかな、と思います。
以上を、実践してみた結果、生徒さんとても変わりました!
本当に、驚くくらい、期待以上の演奏に変わっていったと感じました!!
時代の多様化に伴ってこれからも試行錯誤が続きますが、 今回は期待以上の収穫があったと思いました。